HAIR TOUCH YOU のばせば届く。

INTERVIEW

のばした髪をヘアドネーションした方

「元気に生活できているのは、当たり前のことじゃない」3度のヘアドネーションを経験。フィギュアスケーター・三原舞依が自身の髪を寄付し続ける理由

フィーノが医療用ウィッグをとりまくすべての方をつなぐプログラム【HAIR TOUCH YOU のばせば届く。】。インタビューを通し、医療用ウィッグを必要とする方、髪を寄付する方、支援する方など、360°の方々の想いをお届けいたします。今回は、今年1月の四大陸選手権を制した、フィギュアスケート選手の三原舞依さんにお話しを聞きました。4月に、ご自身3度目となるヘアドネーションを行った三原さん。寄付した35センチの髪に込めた想いとは?

自身の闘病経験がヘアドネーションへと心を動かした

先日、ご自身3度目となるヘアドネーションをされたとうかがいました。そもそも、ヘアドネーションを知ったきっかけは何だったのでしょうか?

実家が美容院なのですが、そこに来ていた方がヘアドネーションをされているのを見たのがきっかけです。髪を伸ばせるところまで伸ばして、短く切って、それが誰かのためになるというのは素晴らしいことですし、「これなら私にもできるかな」と感じ、やってみようと思いました。

1万人にひとりともいわれる難病(若年性突発性関節炎)を患われていた三原さんですが、ご自身の闘病経験が、ヘアドネーションへの決意に影響を及ぼした部分はありましたか?

それは大きいと思います。こうして元気に生活できて、フィギュアスケートもできているのが、当たり前じゃなくてすごく幸せなことなんだと気付かされました。闘病生活を経て、病気になってしまった方々に少しでも元気になってもらいたいという気持ちが強まり、「自分にできることはないかな?」と考えたときに、ヘアドネーションができたら良いなと思いました。それ以来、ずっとヘアドネーションを続けています。

ウィッグを必要としている人の笑顔を想像しながら、少しでも長い髪を

3回のヘアドネーションを通じて、ご自身のお気持ちに変化はありましたか?

1回目は、とにかくワクワクしながら髪を伸ばしていました。小学校で使っていた定規で髪の長さを測りながら、「そろそろいけるかな?」って。美容師をしている両親にカットしてもらったのですが、「もうヘアドネーションできる長さだよ」って言われたときはすごく嬉しかったです。

2回目は、1回目以上に日頃から丁寧に髪をとかして、絡まったり傷んだりしないように気を付けていましたね。3回目は、それに加えて、とにかく長く伸ばすことを意識して、35~36センチほどカットすることができました。より長いほうが医療用ウィッグを作るときに良いと聞いたので、少しでも長く伸ばそうと思いながら過ごしています。

ヘアドネーションを知ってから、そのために髪を伸ばしている感覚です。毎日、少しずつ髪が伸びていくのを感じるのがすごく楽しいです。医療用ウィッグを必要としている方が、私の髪が使われたウィッグを手にして、心が晴れやかになったり、笑顔で使ってくれたりしている様子を想像すると、「髪を伸ばそう」という想いもより一層強くなります。

ヘアドネーションで新たなヘアスタイルに挑戦できる楽しさも

フィギュアスケート女子選手は、髪の長い方が多い印象です。髪を短くすることで、競技への影響はありましたか?

私の場合は、いつもシーズンオフに髪を短くします。まだ結べないくらいの長さだったときは、練習中、髪が目にかかっちゃうこともあったんですけど、髪が伸びるのは速いほうなので、大丈夫です(笑)。また、ハーフアップや、ポニーテールができるくらいの長さになると、「またヘアドネーションができる日に近付いた」という実感があって、すごく嬉しいんです。

ショートヘアのときはその長さを楽しめるし、伸びたときはヘアアレンジができる喜びも感じられるので、日常生活において嬉しいことが多いと思います。

ヘアドネーションできる長さまで髪を伸ばす上で、大変だったことがあれば教えてください。

髪が長いと絡まりやすくなるので、綺麗な状態で保てるように気を付けています。でも、それを大変だと思ったことはないですね。

ヘアドネーションをするために、ヘアスタイルが限定されるようなことはありませんでしたか?

それも特にないですね。髪が傷むので逆毛を立てたりはしないようにしているのですが、そもそも逆毛を立てる機会があまりないので(笑)。髪型に制限を感じたことないのですが、たとえばベリーショートはまだしたことがないので、ヘアドネーションのためにバッサリ切るタイミングで、挑戦してみるのも良いかもしれないですね。

SNSで発信し続ける理由「より多くの方にヘアドネーションを知ってほしい」

2回目、3回目のヘアドネーションをされた時には、所属団体のInstagramで投稿されていましたが、どのような想いを込めて、SNSでご報告をされたのですか?

今はSNSをやっている方がすごくたくさんいらっしゃるので、一人でも多くの方にヘアドネーションを知っていただきたいという気持ちで投稿しました。ヘアドネーションについて具体的なイメージを持ってもらえたらと思い、髪を束ねている写真や、切った髪を持っている写真を撮影したんです。

最初の投稿では、ファンの方から「ヘアドネーションを知るきっかけになりました」「私も髪を伸ばし始めました」というお声をいただきました。今年のヘアドネーションを報告したときには、ついに「ヘアドネーションをしました」と言ってくださる方が何人もいらっしゃって、すごく嬉しかったです。

さらに、私の友達も3人くらいがヘアドネーションをしてくれました。「舞依ちゃんのおかげで髪を伸ばしてる」と言ってくれたのはもちろん、「もう切れる長さかな?」というように、ヘアドネーションに関する会話を友達とできるのも嬉しくて。

今後も、自分の髪が丈夫な限りはずっとヘアドネーションを続けていきたいですし、次のヘアドネーションのときも、写真を撮って発信できたらと思います。

三原さんの想いが、いろんな方の行動につながっているのが素敵ですね。ただ、ヘアドネーションしたいという方が増えている一方で、ドネーションカットの対応や、医療用ウィッグを製作できる美容院はまだまだ少ないという現状もあります。

私は3回とも実家の美容院でドネーションカットをしたんですけど、確かにドネーションカットができる美容院はそんなに多くないと思うので、もっと広がっていってほしいという気持ちはすごくあります。ヘアドネーションが広まっていくと同時に、サポートしてくださる美容師さんや美容院も増えたら良いなと思いますね。

「自分の髪をちゃんと使ってもらえることが、何よりも嬉しい」

フィーノのプログラムでは、寄付いただいた髪を余すことなく活用できるよう、医療用ウィッグを様々な形で提供したいと思っています。三原さんは、寄付した髪の“その後”についてどのように感じていましたか?

寄付した髪がどういうふうに使われているのかは、実はかなり気になっていました。私はいつも、「この髪が誰かのために使われますように」と願いながら髪を郵送しています。髪を寄付した人にとっては、自分の髪をちゃんと使ってもらえるというのが何よりも嬉しいことだと思いますね。

ありがとうございます。しっかり活用できるよう取り組んでいきますね。三原さんのような想いをつないでいけるよう、皆さんにとってヘアドネーションがより心地いい体験になればと思い、フィーノでは「オリジナルドネーションキット」をお配りしています。ぜひ、手にとってみてください。

これ、封筒で髪の長さを測れるのがすごく良いですね。私は今まで、本当に小学校で使っていた定規で髪の長さを測っていたので(笑)。4回目のヘアドネーションのときは、この封筒で測ります!キットの中に、トリートメントオイルが入っているのも嬉しいですね。

実は、前にファンの方からフィーノのトリートメントをいただいたことがあって。ファンの方も、私が髪を大切にしているのを知ってくださっているので、とてもありがたかったです。

フィーノを知ってくださっていて、とても嬉しいです。今後、どのようなサポートや工夫があれば、ヘアドネーションがより良い経験になり、ヘアドネーションをしたい人が増えると思いますか?

自分が寄付した髪を使っていただけるだけですごく嬉しいことなので、「これをしてほしい」みたいな発想はあまり浮かばないのですが、自分の髪でどのようなウィッグが出来上がったのか、その完成形が見られたら良いなとは思います。「私の髪をちゃんと受け取ってもらえたんだな」と実感できると、安心にもつながるので。

想いがつながっている実感は、大切ですよね。フィーノのプログラムでも髪を寄付いただいた方へはお礼のデジタルカードをお送りしているのですが、より一層皆さまの想いをつないでいけるよう、取り組んでいきたいと思います。
最後に、医療用ウィッグをサポートするためにヘアドネーションを検討している方に向けて、メッセージをお願いします。

私が言うのもおこがましいのですが、「ヘアドネーションをしようかな」という、その想いがすごく素敵だなと思います。私も、医療用ウィッグを必要とする方々に、少しでも貢献できたら良いなと思って、ヘアドネーションを始めました。

もしかしたら、お手入れとか、大変なこともあるかもしれませんが、寄付した髪を使ったウィッグが出来上がったら、着けてくださる方々はきっと喜んでくださると思います。ヘアドネーションをすると、「誰かを笑顔にできているかもしれない」という喜びを感じることができるので、ぜひ一人でも多くの方に、その喜びを味わっていただきたいなと思います。

三原 舞依MAI MIHARA

1999年、兵庫県生まれ。日本の女性フィギュアスケート選手。2017年と2022年の四大陸選手権で優勝を果たしている。

「fino ウィッグBank」について

フィーノの医療用ウィッグプログラム【HAIR TOUCH YOU のばせば届く。】の中のひとつの取り組みである「fino ウィッグBank」では、現在ヘアドネーションを募っており、31cm以上であればどのような髪の状態の方でも、また年齢や性別も問うことなくご参加いただけます。寄付いただいた髪については、NPO法人「全国福祉理美容師養成協会(ふくりび)」にサポートしていただき、医療用ウィッグの販売のみならず、レンタルウィッグや医療用ウィッグ製作技術のための講義用として寄贈するなど、髪の状態と、その時々のニーズに応じて最適な活用法にて無駄なく生かしていきます。

ヘアドネーションをご希望の⽅は
必ずfinoオリジナルドネーションキットを
お申込みください。

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